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IBMロックアウト解雇1次・2次訴訟、勝利和解(水口洋介弁護士今泉義竜弁護士本田伊孝弁護士

日本IBMロックアウト解雇1次(東京高裁第8民事部)・2次訴訟事件(東京高裁第9民事部)で、2017年12月26日、会社が組合員5名全員に対する解雇を撤回し、金銭的な支払いをする内容での和解が成立しました。
組合側の勝利と評価できる内容です。詳しくはブログ(http://blog.livedoor.jp/tokyolaw/archives/1069062881.html)をご参照ください。
以下に声明を添付します。

IBMロックアウト解雇1次・2次訴訟
和解成立にあたっての声明


    2017年12月26日

    1  日本IBM(会社)がJMITU日本アイビーエム支部組合所属の組合員5名を2012年7月から2013年6月にかけて解雇したロックアウト解雇1次・2次訴訟事件に関して,本日,東京高等裁判所第8民事部、第9民事部において、会社が原告ら5名全員に対する解雇を撤回するとともに、会社都合による退職を合意することを前提とした金銭的な支払いをすることを骨子として、本件紛争が円満に解決する和解が成立した。この和解は、全員の解雇を撤回したという点で画期的な勝利を獲得したものといえる。

    2  別訴の解雇3次では、2017年4月に東京地裁において、会社が4名全員に対する解雇を撤回し、うち2名については職場復帰させ、残る2名についても会社都合による退職を前提に金銭解決した。解雇4次(1名)では、2017年3月に東京地裁において、勝訴判決が言い渡され、5月に職場復帰した。今回の解決により、解雇原告11名中10名が解雇撤回され勝利的に解決している。残る1名の解雇5次では、2017年9月に東京地裁において解雇無効の勝訴判決を言い渡され、現在、東京高裁に係属している。

    3  私たちは、会社に対し、解雇1次から4次訴訟までの解決に準じ、解雇5次訴訟の早急な解決、さらに東京都労働委員会での不当労働行為事件・組合員資格否認事件も含めた争議の全面解決に踏み切ること、今後の労使関係の正常化を実現することを強く求める。


以上

JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)
JMITU 日本アイビーエム支部
IBMロックアウト解雇事件弁護団

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