東京法律事務所創立60周年記念連続セミナー第1回「食い止めよう！労働時間の規制の破壊　やめさせよう“ブラック”な働かせ方」は、180名の参加者で、大きな成功をおさめることができました。ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
87名の方からアンケートのご記入をいただきました。以下にご紹介します。

「長時間労働による弊害が切実で具体的に語られており、その重大性を改めて実感しました。」
「過剰な時間外労働が健康や家庭を破壊していく様子が生々しく感じられた。」
「ブラック企業の被害を受けた当事者が顔を出して証言するのは迫力があり、ひどい状況を認識した。」
「事例だけでなく、それに対しどのような運動を展開しているのかを聞くことができ、非常にためになった。」
「『単に不払いの残業代を請求する裁判ではなく、これは被害者の生きがいを求める裁判だ』という言葉にはハッとさせられました。」

このほかにも労働法制改悪反対の思いを多く寄せていただきました。ありがとうございました。

第一回セミナーの後、2014年臨時国会では派遣を使い放題にする労働者派遣法改正案が廃案になりました。現場の労働者、労働組合からの反対の声が大きく影響したものです。もっとも、選挙で力を維持した安倍政権のもとで今後も派遣法改正案、残業代ゼロ法案、解雇の金銭解決制度など、労働者の生活を破壊する法案が準備されています。これらを成立させないために、より一層世論、運動を盛り上げていく必要があります。

当事務所は憲法や労働法に関する学習会の講師活動も行っています。少人数からでもお受けしていますので、ご用の節は遠慮なくご連絡ください。